とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
「龍聖君、ホテルマンもしてるの?」


「まあな、今は何でも屋だ」


2人で笑う。


この感じ、懐かしい。


「龍聖君は、何といっても鳳条グループの御曹司なんだもん。大変だと思うけど、バスケ部のみんなで応援してるから頑張ってね。でも……体には気をつけて」


一生懸命過ぎて無理しちゃう時があるから、病気になったり、怪我をしたりしないでほしいって、本気で願ってる。


龍聖君は、世界中に期待されてる人だから。


「ああ、体が資本だからな。体力には自信がある、だから心配いらない。ところで、そのパジャマ買うのか?」


私は手に持ったままのパジャマを見た。


まるで自分の物みたいにずっと抱きしめながら話してた。


「あっ、本当だ。うん、これ、買うね」


お父さんのプレゼントを買いに来たことを、私は数分間忘れてしまってた。


「琴音、ここ出たら、少しお茶でもしないか?」
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