死神のマリアージュ
ハンドボールを投げるフォーム、手の大きさ、躍動する腕の筋肉。
細身だけどガッシリしている体躯。
界人の全てが「運動できる男」、そのものに見えた。
野生的にカッコ良くて、芸術的に美しい姿をしている。

「40・・いや、39メートル!」
「あぁ」「惜しい!」
「いやいや、それでもめちゃ飛んでるでしょ!」
「だよね~!」

特進・普通関係なく、そこにいる女子生徒のほぼ全員が、キャーキャーワーワー歓声を上げている。
そして特進クラスの男子生徒も、界人を囲んで盛り上がっている。
そんな中、ちょっと離れた距離にいる界人と私の目が合った。
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