元姫に溺れるほどの愛を
…誰か
誰でもいいから
昴じゃなくていいから
この中から私を連れ出してよ
たすけて
ザワッと私の背後が急に騒がしくなる
私の正面に立っている幹部以上のみんなと結愛先輩が驚いた顔をしている
後ろには幹部未満の人しかいないはず…
何が起こっているのか分からず床を見つめたままボーッとする
…どうでもいいか
また誰か物でも投げてくるのだろうか、なんて嫌なことを考えてまた目頭が熱くなる
グイッと目を手の甲で拭う
「お前らどけっ…!澪さんっ!!!!」
その聞き覚えのある声に思わず振り返った