網川君の彼女は、お値段の張る“ユーリョーブッケン”。
そこでやっと、彼の言わんとしていたことを理解した。



「ちょっと春夜・・・っ、」


止めようと口を開けば、


「っ、ぅ・・・⁉」


彼は舌を這わせてきて、何故かわからないけどゾクゾクして。


一瞬、何を言おうとしていたのか忘れそうになってしまう。


「や、め・・・っん、」


何も言わせまいとしているみたいで、結局まともな言葉は発せない。



――ああもう、何が何だかわからなくなりそう。


本気でもう無理、となんとか言おうとして。




――ガリッ。


「っ、へぁ・・・⁉」


突然、結構な痛みがそこに走った。
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