仮

幽霊家政婦ちゃん

不思議な生活

「おっめでとーうっ！！！」
突然人間の女の子が入ってきた。
「葵…。」
「え？だれ？知り合い？」
突然の登場に私が戸惑っていると、女の子が自己紹介をした。
「こんにちは！あたしは萩森葵！二人のこと見守ってたんだよ！！これからよろしくー！」
葵って、もしかして、朔太郎と一緒にいるところをたまたま見かけたことのある、朔太郎に好意を寄せていた12歳くらいの女！
「えっと、サツキ、紹介する。俺の幼馴染の葵だ。俺の恋愛の相談に乗ってもらう代わりに、サツキと住む家の家政婦として一緒に暮らすっていう約束をしてて…。」
女の子が私のほうへ飛んできた。
あれ？人間って飛べるっけ？いや、そんなはず…。
「よろしく！私は幽霊なの！朔ちゃんが好きすぎてやってきちゃった家政婦です！身の回りの家事とかそういうのやります！頑張ります！」
「は、はぁ…。よろしく。」
元気な女の子。
「幽霊ってことは、死んじゃったの？なんで？」