クールな君と愛しすぎる僕
寧音ちゃんの後輩
ある休日。

「━━━━━━あ…寧音ちゃん、起きた?」
「ん…おはよう」

「おはよ!
チューしようね~」

とにかくラブラブな二人。

先に起きた登羽が、ひたすら寧音の写真を撮りまくり、寧音が起きたところでキス責めにしていた。

「ん…登羽…も…やめ……」
「んーやだー!まだまだする~」

休日は、目が覚めてベッドから出るまでに数時間かかる。
ずっと、ひたすらキスをしているから。
(キスをする場所は、様々ではあるが口唇が多い)

「と…わ…起き…ようよ」
(登羽、よく飽きないな……何時間もキスして)

起きてすぐは寧音もキスに答えるが、段々飽きてきて受け身になる。

「んーやぁだー!」
「でも、お腹すかない?」

「………じゃあ…あと、10回!
いーち!んー、に!さーん…はぁ…寧音ちゃん可愛い……しーぃ…ご…ん…
━━━━━━━
……じゅーん!
はい、起きよう!」

やっと起き上がり、ベッドを下りたのだった。


かなり遅い朝食(ブランチ)を食べながら、寧音が言った。
「登羽は、キス魔?」

「………
プッ…ハハハーーーッ!」
一瞬キョトンとして、噴き出して笑う登羽。

「え?私、笑わせるようなこと言ったかな?」
今度は、寧音がキョトンとしている。

「だって~今更?(笑)
今更、それ言う?(笑)
しかも、真顔で(笑)
……………ほんと可愛いなぁ!」

「そこまで笑わなくても…」

「だって、可愛いんだもん!
あー、またキスしたくなってきた!」

「今は食事中だよ」

「じゃあ、食事終わったらする~」


食後━━━登羽の淹れたコーヒーを飲みながら、ソファでゆっくりする二人。

「寧音ちゃん、チューしよ~」
「うん」

チュッとリップ音がして、離れる。
登羽がフッ…と笑って、額に額をくっつけ「もう一回」と呟いて、また重なる。

何度か啄むキスを繰り返して、今度は深くなっていく。
ソファにそのまま押し倒しながら、寧音の口唇を貪る。
「んん…んふぅ……はぁ…と…わ…」
「ん……ねね…ちゃ…好き……好き…好きだ、よ…」

「も…と…わ……やめ…て」
「フフ…ベッド行く?」
チュッ!チュッと頬や首、鎖骨にキスを落とす。

「でも…ん…お買い物しな…んん…いと…食材…ない…よ?」
「んー、そうだったー
…………わかった。じゃあ、着替えていこ~」


時間はもう既に…14時を過ぎていた。

漸く、二人は動き出すのだった。
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