優しく、ぎゅっと抱きしめて

声がした方を向くと、すぐ目の前に知賀くんの綺麗な顔が。



「っ…!」



「っ、悪い…」



知賀くんは何も悪くないのに、なんで謝ったんだろうとか。



そんなこと考える暇もなく、お互い顔をパッと背けた。



っ、こんなの集中できるわけないよ…!!



それからしばらくやっていたけど、内容はほとんど頭に入ってこなかったのは言うまでもない。
< 41 / 61 >

この作品をシェア

pagetop