マグ

彼はティッシュで、丁寧に私のお腹の上の液体を拭ってくれた。


真澄が私から身体を離すと、急に頭が熱くなって来た。


『許せないか?』という彼の言葉は、私の頭の中で反響し、例えようもない感情を湧き起こさせた。


私は起き上がり彼に言った。


『許せないか?』という質問は無視して、自分の中から溢れ出て来た感情のままに、彼に疑問をぶつけた。


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