最愛の人と最高の結婚式を、あなたへ



2018年 10月31日

今年もハロウィンがやって来た。とはいえ、日本でハロウィンが盛り上がっているのは渋谷など都会だけだろう。地方で暮らす女性にとっては、いつもと変わらない平日だ。

仕事を定時で終えた後、女性はスーパーへと入る。夕食の買い物をするためだ。

「今日はビーフシチューにしようかな……」

献立を決め、必要な材料を買っていく。今日は彼氏が家に夕食を食べに来る日のため、どこか開かれてしまっていた。彼氏の好きなビールも一本多めに買ってしまう。

スーパーを出て真っ直ぐマンションへと帰る。部屋の前に来ると、電気が付いていた。彼氏が先に家に来て中にいるのだろう。お互いの家の合鍵を持っているため、驚くことはない。

「ただいま〜」

そう言い、玄関に一歩足を踏み入れた瞬間、女性の目は地面に向けられ、心の中に不安が募る。玄関には、彼氏の履いている革靴と、ブランド物のヒールの高い靴があった。この靴には見覚えがある。
< 11 / 23 >

この作品をシェア

pagetop