たとえ夢幻(むげん)の恋だとしても
プロローグ
『初めまして』
ある夏の日、私は君に恋をした。
『ずっと大好きだよ。』
一目惚れだった。
『ごめん。俺は……
日菜のことを好きになれない。』
苦しそうな表情を浮かべた君。
そんなに私のこと嫌いだったの…?
君を苦しめたのは私…?
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