"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
「真琴」

「はい」

「ベッドはどこだ?」

「え⁉︎それはど、あっ!」

恭平は真琴の言葉を最後まで聞かず、ひょいっと抱きかかえ、部屋の奥へと進んだ。
真琴の部屋は1LDKで、リビングとスライドドアを隔てた洋室5畳ほどの部屋にセミダブルベッドがある。
恭平は迷うことなくスライドドアを開け放ち、真琴をベッドに横たえると、間髪入れず真琴を組み敷いた。

アニメから飛び出してきたかのような美しい面貌に見つめられ、恭平の耳にも届きそうなほど、真琴の鼓動は激しく脈打つ。

「俺は警告した筈だ。理性が消えてなくなると」

確かに警告されたが、それ以上に会いたい気持ちが強かった。これから何が起こるのか、それくらいは想像がつく。けれど、これまでそういう経験は一切ないし、キスさえも初めてだったのだ。どうしても身構えてしまう。

「怖いか?」

真琴はぎこちなく頷いた。

「大丈夫だ。俺に委ねろ」
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