"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
「高御堂さん、貴方の叔父である神宮寺大佑さんは、私の恋人でした」
神宮寺大佑といえば、現職の厚生労働大臣だ。
まさか恭平の叔父だったとは!しかも直子の恋人って……
「はっきり申し上げます。真琴の父親は大佑さんです」
真琴の身体から血の気が引いていく。
瞬時に頭に浮かんだのは、恭平との血縁関係だ。必死に冷静さを保ち思考を巡らせる。
雪乃は母方の従妹だと以前恭平が言っていた。神宮寺大佑は確か婿養子だと聞いたことがある。ということは、雪乃とは血が繋がってはいるが、恭平とは繋がっていない。
真琴は胸を撫で下ろした。安堵感からか、目頭が熱くなる。けれど、別の不安が押し寄せた。
「TAKAMIDOへの就職を反対したのは、叔父に接触させたくなかったからですか?」
「ええ。彼から、彼を取り巻く全ての人たちから、真琴を遠ざけたかったの」
「お母さん、その恋は許されないものだったの?」
「それは……」
「私は生まれてきてはいけなかったの?」
「そんなことあるわけないでしょ!」
「そうだ。そんなことあるわけないだろ。お母さんから、そして真琴から父親を奪ったのは叔母の方だ」
神宮寺大佑といえば、現職の厚生労働大臣だ。
まさか恭平の叔父だったとは!しかも直子の恋人って……
「はっきり申し上げます。真琴の父親は大佑さんです」
真琴の身体から血の気が引いていく。
瞬時に頭に浮かんだのは、恭平との血縁関係だ。必死に冷静さを保ち思考を巡らせる。
雪乃は母方の従妹だと以前恭平が言っていた。神宮寺大佑は確か婿養子だと聞いたことがある。ということは、雪乃とは血が繋がってはいるが、恭平とは繋がっていない。
真琴は胸を撫で下ろした。安堵感からか、目頭が熱くなる。けれど、別の不安が押し寄せた。
「TAKAMIDOへの就職を反対したのは、叔父に接触させたくなかったからですか?」
「ええ。彼から、彼を取り巻く全ての人たちから、真琴を遠ざけたかったの」
「お母さん、その恋は許されないものだったの?」
「それは……」
「私は生まれてきてはいけなかったの?」
「そんなことあるわけないでしょ!」
「そうだ。そんなことあるわけないだろ。お母さんから、そして真琴から父親を奪ったのは叔母の方だ」