"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
「それよりも、葛葉さんが倒れた時の専務、今にも泣きだしそうな顔してたわよ。私、初めて見たわ、氷海のプリンスのあんな顔」
「え……」
「そうですよね!介抱していた私たちに何度も何度もありがとうって言ってくれたんですよ」
後輩が目を輝かせている。
「それから、葛葉さんをひょいってお姫様抱っこして、私の妻です!って、あれはもう正真正銘王子ね。オセオンさまかと思ったわ!」
驚きのあまり、思わず えっ⁉︎と言いそうになったが、かろうじて飲み込んだ。けれど、後輩はそうではない。
「えぇぇぇ!!!主任もまさかのオセオン推しですか?」
「あら、私はガチオタよ。ほら」
主任はジャケットのポケットからスマホを取り出すと、後輩に差し出した。
自分の名前が刻印されたストラップ。2周年記念限定ストラップが真琴の目の前にある。
「こ、これは!!!主任!!!ファンの間では幻と有名なストラップ!!!」
「その驚きようはもしかして……」
「私もオセオン推しのガチオタです!」
「あら、そうなの⁉︎ やだぁ、早く言ってよ」
「そんな、公にすることでも……」
「はぁ〜っ、誰か私をお姫様抱っこしてくれないかしら」
「主任、ご主人にして貰えばいいじゃないですか、オセオンみたいに」
「喧嘩売ってるの?」
「え?」
「主人が私をお姫様抱っこなんかしたら潰れるわよ」
「そ、それは失礼いたしました」
「さっ、仕事しましょう。話が随分逸れてしまったけれど、葛葉さん、無理は禁物よ」
「はい」
身近にオセオン推しがふたりもいたなんて、驚いたけれど嬉しい。思わず顔が綻んだ。
ちなみに真琴の無惨な姿になってしまったストラップは、恭平がプロの職人に頼んで元の姿に戻してくれた。今も自宅の寝室に大切に保管している。
オセオンへの想いは変わらないが、恭平が嫉妬するので密かに心の奥で応援中だ。
「え……」
「そうですよね!介抱していた私たちに何度も何度もありがとうって言ってくれたんですよ」
後輩が目を輝かせている。
「それから、葛葉さんをひょいってお姫様抱っこして、私の妻です!って、あれはもう正真正銘王子ね。オセオンさまかと思ったわ!」
驚きのあまり、思わず えっ⁉︎と言いそうになったが、かろうじて飲み込んだ。けれど、後輩はそうではない。
「えぇぇぇ!!!主任もまさかのオセオン推しですか?」
「あら、私はガチオタよ。ほら」
主任はジャケットのポケットからスマホを取り出すと、後輩に差し出した。
自分の名前が刻印されたストラップ。2周年記念限定ストラップが真琴の目の前にある。
「こ、これは!!!主任!!!ファンの間では幻と有名なストラップ!!!」
「その驚きようはもしかして……」
「私もオセオン推しのガチオタです!」
「あら、そうなの⁉︎ やだぁ、早く言ってよ」
「そんな、公にすることでも……」
「はぁ〜っ、誰か私をお姫様抱っこしてくれないかしら」
「主任、ご主人にして貰えばいいじゃないですか、オセオンみたいに」
「喧嘩売ってるの?」
「え?」
「主人が私をお姫様抱っこなんかしたら潰れるわよ」
「そ、それは失礼いたしました」
「さっ、仕事しましょう。話が随分逸れてしまったけれど、葛葉さん、無理は禁物よ」
「はい」
身近にオセオン推しがふたりもいたなんて、驚いたけれど嬉しい。思わず顔が綻んだ。
ちなみに真琴の無惨な姿になってしまったストラップは、恭平がプロの職人に頼んで元の姿に戻してくれた。今も自宅の寝室に大切に保管している。
オセオンへの想いは変わらないが、恭平が嫉妬するので密かに心の奥で応援中だ。