"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
「何をするんだ!」
「お兄さまに近づかないで!」
上手く息ができず、意識が遠のきそうになった。けれど、目の前の惨状が意識を取り戻させ、そして、深い絶望が真琴を襲った。手元に戻ってきたばかりのストラップが、見るも無惨な形になっている。オセオンの腕の部分がポキッと折れてしまっていたのだ。
真琴はそっと拾い上げた。怒りや、悲しみといったあらゆる負の感情が込み上げ、身体が震えた。
「どうして…」
「大丈夫か?」
「どうして…」
彼が手を差し伸べてくれたが、激しく払い除けた。
「だから……人間は嫌い」
真琴はゆっくりと立ち上がり、ふらふらとエレベーターへと向かう。後方が騒ついているようだが、その騒音も耳から遠ざかり、真琴の全てが暗黒に覆われた。
部屋に帰り着くと、ベッドにドスッと身体を預け、手の中にあるストラップを改めて確認する。夢ではない。腕は折れたままだった。
涙が止まらない。泣いても泣いても止まらない。
「お兄さまに近づかないで」
女性はそう言っていた。あれはきっと真琴に投げつけられた憎悪の塊だろう。
身に覚えのないことで何故こんな目に遭わなければならないのか。真琴の人間に対する嫌悪感はより一層深いものとなった。
「お兄さまに近づかないで!」
上手く息ができず、意識が遠のきそうになった。けれど、目の前の惨状が意識を取り戻させ、そして、深い絶望が真琴を襲った。手元に戻ってきたばかりのストラップが、見るも無惨な形になっている。オセオンの腕の部分がポキッと折れてしまっていたのだ。
真琴はそっと拾い上げた。怒りや、悲しみといったあらゆる負の感情が込み上げ、身体が震えた。
「どうして…」
「大丈夫か?」
「どうして…」
彼が手を差し伸べてくれたが、激しく払い除けた。
「だから……人間は嫌い」
真琴はゆっくりと立ち上がり、ふらふらとエレベーターへと向かう。後方が騒ついているようだが、その騒音も耳から遠ざかり、真琴の全てが暗黒に覆われた。
部屋に帰り着くと、ベッドにドスッと身体を預け、手の中にあるストラップを改めて確認する。夢ではない。腕は折れたままだった。
涙が止まらない。泣いても泣いても止まらない。
「お兄さまに近づかないで」
女性はそう言っていた。あれはきっと真琴に投げつけられた憎悪の塊だろう。
身に覚えのないことで何故こんな目に遭わなければならないのか。真琴の人間に対する嫌悪感はより一層深いものとなった。