"ぶっきらぼうで笑わない女神"の恋愛事情
会社から少し離れたところで立ち止まり、指定された場所を検索する。
ここからほど近い場所にあるバーラウンジで、確かに会員制だ。画像だけれど、高級感が溢れている。気兼ねすることはないと言われたが、しないわけがない。
真琴は自分の身なりに目を向けた。さすがにこの格好では浮いてしまう。

「21時か……」

まだ3時間近くある。一度帰って着替えることにした。シャワーを浴び、一つに束ねた髪もストレートに戻した。コンタクトをはめ、テーラードカラーのフレアワンピースに合うメイクを施す。
これでとりあえずは大丈夫ではなかろうか。

「よし、行こう」

真琴は気合を入れて最寄駅に向かった。
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