「好き」って言ってよ!
「そう言う訳で仕事を切りあげたんだけど…」

店を後にした奈帆は街中を見回した。

「このまま家に帰るのも何かあれだし、心配されたら面倒だしな…」

カバンから取り出したスマートフォンに視線を向けると、後少しで2時になるところだった。

「どこかでお昼ご飯でも食べて、それからどうするか考えるか」

この近くにうどんのチェーン店があったなと思いながら、奈帆はそこに足を向かわせた。

そのとたん、
「ーーイッ…!?」

後頭部を強く殴られたような衝撃が襲ってきた。

その衝撃に耐えることができなくて、奈帆はその場に倒れ込んだ。

(えっ、何…?)

閉じようとするまぶたに逆らうことができなくて、そのまま目を閉じた。
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