君がたとえあいつの秘書でも離さない
 
 「うるさいな、半年も我慢してたんだ。静かにしてろ」

 木漏れ日がふりそそぐ。

 私達はようやく親子三人で再会出来た。良かった。安心した。

 すると、ピクリ。赤ちゃんが動いた。

 「匠さん、赤ちゃんが動いた!」

 「どこだ?」
 
 私が押さえているところを彼がおずおずと触る。

 すると、またピクリ。
 
 「あ」

 「動いた!」
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