恋に堕ちたら【完】
こうとなったら、もう藁にもすがる思い。
「小牧くん!」
「おはよう。今日も元気だね。どうしたの?」
朝一、窓際の席に座って朝日が降り注いで神々しく光っている小牧くんに声をかける。
「お願いがございまして!私に勉強を教えてもらえませんか!!」
目の前で両手を合わせて、お願いする。
もう小牧くんしかいない!
小牧くんは入学式の学年挨拶もしてたし、テストでは学年一だった。
「いいよ。」
「本当!?」
意外とあっさりと返ってきた返事にびっくりして顔をあげる。
「うん。でも突然どうして?」
「いやぁどうしても、次のテストで5教科全て90点以上取らないといけない事情がありまして……」
凌先輩と連絡先を交換するためなんて、恥ずかしくて言えない。