カラダダケの関係に依存していた私の話
不器用な父
私の過去を語るにあたって欠かせないのが、父の存在だ。
父は不器用な人だった。
小学生の頃、遊びたい盛りだった私は門限を過ぎても家に帰らなかったことがある。
そんな私を見つけた父が発した言葉は、
「探すのめんどくさいからちゃんと帰ってきて」だった。
きっと父はすごく心配してくれたんだと思う。
でも心配したなんて言えずに、ぶっきらぼうな言葉で置き換えて。
めんどくさい、か…。
私はめんどくさい子なんだ…。
まだ幼かった私は、両親がどんな気持ちで子どもの帰りを待っていたのか想像することができなかった。
遊びたい気持ちを理解して、怒らず家に迎えてくれた優しさにも気づけなかった。
この出来事から10年たった今、父や私の言動を正確に思い出せているかと問われれば、正直そうでもないのかもしれない。
ただ1つ確実なのは、その一言が強く記憶に残り続けているほど、私の心に何らかの傷を与えたことだった。
不器用な父は、プライドが高く自分を強く見せたがる一面も持っていた。
自分を強く見せたがるあまり、他の人を見下すのだ。
父は不器用な人だった。
小学生の頃、遊びたい盛りだった私は門限を過ぎても家に帰らなかったことがある。
そんな私を見つけた父が発した言葉は、
「探すのめんどくさいからちゃんと帰ってきて」だった。
きっと父はすごく心配してくれたんだと思う。
でも心配したなんて言えずに、ぶっきらぼうな言葉で置き換えて。
めんどくさい、か…。
私はめんどくさい子なんだ…。
まだ幼かった私は、両親がどんな気持ちで子どもの帰りを待っていたのか想像することができなかった。
遊びたい気持ちを理解して、怒らず家に迎えてくれた優しさにも気づけなかった。
この出来事から10年たった今、父や私の言動を正確に思い出せているかと問われれば、正直そうでもないのかもしれない。
ただ1つ確実なのは、その一言が強く記憶に残り続けているほど、私の心に何らかの傷を与えたことだった。
不器用な父は、プライドが高く自分を強く見せたがる一面も持っていた。
自分を強く見せたがるあまり、他の人を見下すのだ。