わざと手袋を忘れた。【ピュアBL】
僕は北海道のとある田舎に住んでいる。
この街は雪の量が多い。
前日どんなに家の前の除雪を頑張っても、一晩たてば、腰くらいまで深く積もっていることもある。
高校二年生の僕は、毎日バス通学をしている。
家から学校までは一時間かかり、田舎だからバスも二時間に一本しかない。しかも雪道が原因で、予定通りの時間にバスはこない。だいたい遅れてくる感じ。
他の生徒たちはもっと学校の近くの街から通っている。このバスに乗るのは僕と家が近い、幼なじみの翔(しょう)だけ。
行きも帰りも、彼と一緒にバスを待つ。
実はこの時間が愛おしい。
この街は雪の量が多い。
前日どんなに家の前の除雪を頑張っても、一晩たてば、腰くらいまで深く積もっていることもある。
高校二年生の僕は、毎日バス通学をしている。
家から学校までは一時間かかり、田舎だからバスも二時間に一本しかない。しかも雪道が原因で、予定通りの時間にバスはこない。だいたい遅れてくる感じ。
他の生徒たちはもっと学校の近くの街から通っている。このバスに乗るのは僕と家が近い、幼なじみの翔(しょう)だけ。
行きも帰りも、彼と一緒にバスを待つ。
実はこの時間が愛おしい。