チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
「朝陽くんは、あたしのどんなところを好きになってくれたんですか? あたし、朝陽くんとは住む世界が違う感じで……」
「なになに? ちょっと寂しかったの?」
そう言って、あたしの顔をのぞきこむ朝陽くん。
あたりが暗くなってきたけど、駅前は電気が煌々とついているから、朝陽くんの顔がよく見える。
「んー、ちょっと」
朝陽くんの言葉に返事をすると、くしゃくしゃっと頭を撫でられた。