チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


「朝陽くんは、あたしのどんなところを好きになってくれたんですか? あたし、朝陽くんとは住む世界が違う感じで……」


「なになに? ちょっと寂しかったの?」


そう言って、あたしの顔をのぞきこむ朝陽くん。


あたりが暗くなってきたけど、駅前は電気が煌々とついているから、朝陽くんの顔がよく見える。


「んー、ちょっと」


朝陽くんの言葉に返事をすると、くしゃくしゃっと頭を撫でられた。
< 108 / 541 >

この作品をシェア

pagetop