チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


「どうぞ」


スッキリとした爽やかな声で、この前学校のカフェで会った中ノ瀬先輩が返事をした。


と同時にチラッとあたし達を見て、


「なんだ、朝陽か」


と、気の抜けたような声を出した。


「妖精さんもこんにちは」


朝陽くんは胸に手をあて、妃莉先輩に向かってうやうやしくお辞儀をした。
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