チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


「みく。こんなチャラチャラした男に、これ以上の情報は与えなくていいからね」


と、茉由ちゃんがさっき以上にスプーンを握りしめて、あたしを大きな目でグッと見つめた。


そんな茉由ちゃんの斜め前で、はぁっというため息とともに、先輩は両手を肩のあたりまであげた。


「チャラチャラした男って」


「そうでしょ、朝陽くんは。チャラチャラ以外のなにものでもないじゃん」


茉由ちゃんが小嶋先輩にかみついている間に、さっきの美形の人達が、あたし達の横のテーブルにトレイを置いた。
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