チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


あたしの手をずっと離さない朝陽くんと電車に乗って家に帰る。


その道すがら、


「さっきは碧たちがいて、できなかったから」


と、手をちょっと引っ張られて、ちゅっと短いキスをされた。


「来年は花火の下でキスしようね~」


「は、い」


“来年”っていうワードがうれしくて、にやけてしまう。

< 456 / 541 >

この作品をシェア

pagetop