Rhapsody in Love 〜二人の休日〜




よく見ていると、このゲームは単純だと思いきや結構難しいことに、みのりは気がついた。いかに効率よくボールを取ってくるか。それを瞬時に考えて素早く動かないと、一番になれない。


——この場合、私はどんな風に助けてあげたらいいの?……遼ちゃんに訊いてみる?


そんなことを考えていると、あっという間に大きい子達のゲームは終わってしまった。


「それじゃ、次はいちばん小さい子達のグループにしようか」


遼太郎は、ジッとして待つのが難しいことを考慮して、小さい子達の番にした。
みのりも小さい子達と一緒に、正方形の中に出る。そして、四隅の一角に一人前として立った時、やっと気がついた。


——……これって、私の運動神経が幼稚園児並みだから、このグループに入れられたってこと?


やっと遼太郎の真意に気づいたみのりは、チラリと遼太郎を一瞥する。
パチっと目が合ったけれど、遼太郎は気づかなかった素振りで、「ピッ」と笛を吹いた。


——みくびってくれたじゃない。私、そんな遼ちゃんが思ってるほど、どんくさくないからね!!


と、みのりは心の中で文句を言ってたが、この期に及ぶまで遼太郎の真意に気がつかないこと自体が、もう既にどんくさかった。



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