あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした

夏祭り


夏休みも終盤…。
そんな中、僕とするあやの先輩は2人で夏祭りに来ていた。
「優星、あれ食べよ!焼きそば!」
事の発端はコンビニ前に貼ってあったポスターだった。
『優星!夏祭りだって!!行こう!』
ポスターを見た瞬間…すごく食いついていてそれはそれでとても可愛いなと思った。
…最近、あやの先輩を見て可愛いと思うことが多くなってるような気がする。
まああやの先輩は少しヤンチャなとこはあるけど顔はすごく整っているからな。
それにしてもあやの先輩って……頭いいのかな?
運動神経はなんかよさそうなんだよな。
動き回ってるのに疲れる素振りなんて全く見ないし…。
チラッとあやの先輩を見ると…。
「美味しい〜っ!!」
幸せそうに焼きそばを頬張るあやの先輩に僕は口元が知らぬ間に緩んでいた。
「口元、ついてますよ」
僕はそう言ってあやの先輩の口元についていた焼きそばのタレを拭う。
あやの先輩は少し恥ずかしそうに照れながら僕に「ありがとう」と言った。
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