あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
僕は…。
「もう少しで花火が上がりますよ」
「花火?すっごく楽しみ!!」
僕はその気持ちを尊重する。
あやの先輩の気持ちを尊重したい。

──あの時…ちゃんとあやの先輩に聞いていたら答えてくれたのだろうか?

そしたらあんな未来はこなかった?

でもあの時の僕はあれが精一杯だった──。
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