極上イケメンと溺甘同居。 〜何もかも失った私が、イケメン建築士に毎日愛された結果。〜
「僕の婚約者に、何か用かな?」
そこに現れたのは、優澄さんだ。もしかして走ってきてくれたのだろうか。
「暖乃さん、探したよ。電話繋がらなかったから心配だったんだ」
「ごめんなさい」
「いいよ。君のせいじゃないみたいだし……えっと、暖乃の元彼さん。こんばんわ。元彼さんが何か僕の彼女に何か用かな?」
そう優澄さんが言うと、彼は口をパクパクさせて本当だったのかと言った表情を見せた。そして、何も言わずに走り去ってしまった。
「……ありがとうございました、優澄さん。助けに来てくださって」
「そんなことはいいんだよ。だけど、他の男との会話で好きを聞くより俺に言って欲しかったなと思ったけど」
「き、聞いてたの?」
「うん。もちろん……レストラン予約してあるんだ。行こう」
優澄さんはそう言うと、当たり前のように手を繋ぎ歩き出す。レストランまでの道で色々談笑しながら歩いていけばあっという間にレストランに着いてしまった。
「じゃあ、入ろう」
私はここで、告白ちゃんとしようと心に決めて入ったのだけど先にプロポーズされてしまうのを知るのはまだまだ先のこと。
そして、私たちに幸せが運んでくるのはこの日から三日後のことだった。
fin.


