【中】今さら、付き合いたいなんて。
「勝手に自爆してくれてありがとうございます。おかげで何をすればいいか分かりました」
「ちょ、ちょっと待って、自爆って、えっ!?」
え、八雲くんあの話聞いてなかったんですか!?
ということは私、いらないこと口走りました!?
まだ隠せたのに自分から暴露しちゃったんですか!?
もう恥を超えて、今すぐ走り去りたくなった私を相変わらず引き留めて、八雲くんは体育館裏で足を止めました。
「あ? なんだ……って、お前は前の……」
「どうも。この場所使うので、どっか行ってください」
「あぁ?」
「どっか行けって。早くしろよ」
「「!」」
体育館裏には例の上級生達がいましたが、八雲くんはひと睨みしてそれを追い払ってしまいます。
代わりに残されたのは、私と、八雲くんだけ――。
「ちょ、ちょっと待って、自爆って、えっ!?」
え、八雲くんあの話聞いてなかったんですか!?
ということは私、いらないこと口走りました!?
まだ隠せたのに自分から暴露しちゃったんですか!?
もう恥を超えて、今すぐ走り去りたくなった私を相変わらず引き留めて、八雲くんは体育館裏で足を止めました。
「あ? なんだ……って、お前は前の……」
「どうも。この場所使うので、どっか行ってください」
「あぁ?」
「どっか行けって。早くしろよ」
「「!」」
体育館裏には例の上級生達がいましたが、八雲くんはひと睨みしてそれを追い払ってしまいます。
代わりに残されたのは、私と、八雲くんだけ――。