きみとぼく(短編集)
ワイシャツ

ワイシャツは嫌いだ。
ださいし、可愛くないし。
だけどきみは違う。
とてもかっこいいし、きらきらしている。
きみはぼくの憧れだ。

だけどきみはいなくなってしまった。
女の子を殴ってしまったから、海外に行ってしまった。
もう、きらきらとしたきみに会えないと思うと胸が苦しくなった。
ぼくは、生きる意味をなくしてしまった。

あの日からきらきらを探している。
金やダイヤみたいなきらきらじゃない。
きみのきらきらをさがしてる。
海外にまで足を運んだけどきらきらしてなくて、ぎゃくにこわかった。
だから、だから、「ごめんね。」

ワイシャツが赤に染まった。
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