宮野くんに伝えたい想い~夢の世界から戻る方法は『好き』を伝え合うこと
 その日はホットミルクのおかげかな?

 ベッドに入るとすぐに寝ちゃった。そのおかげか、朝早くにすっきりした気持ちで目が覚めた。

 隣の部屋を覗くと宮野くんはまだ眠っている。

 自分の部屋に戻って着替えるとリビングに行った。

 あれ? タブレットの右上にある小さな白いライトが点滅してる。

 画面を見てみると『メッセージがあります』って書いてある。

 メッセージ? なんだろう。

 そのメッセージを開くとわたしの手が止まる。理由はそのメッセージが葵ちゃんからだったから。

『結芽、呼んだの、気づかないフリした?』

 なんて返事をしよう。ってか、どうやってメッセージ、私のところに送ったんだろう。

『返信』ボタンがあったけど、どう返事を送ればいいか分からないし、返す気分でないし。

 どうしよう――。

 とりあえず、画面を閉じる。

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