捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました

11話 せめて傍にいさせて(アレス視点)

     * * *



 意識が朦朧として死にかけていたとき、突然視界に女神が舞い降りた。
 俺は貴女に出逢うために生まれてきたんだと、その瞬間に理解したんだ。

 俺の唯一。
 俺のすべて。

 貴女はまだ知らない。俺の心を焼き焦がすほどの恋情を。
 ギリギリで押し込めている破滅しそうなほどの狂愛を。
 出逢ったあの日から必死に耐えているのは、ただ貴女の傍にいるためだということを。



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