Rebuild ~SEな元カレは彼女との空白の5年間をとり戻したい~

「神流さんっ……」
「ベッドでは名前で呼んでくれるんじゃなかった?」

 耳元で囁かれる低い声に、きゅ、と身体の奥が呼応する。

「深月さん」

 呼びたかった名前を呼ぶと、勝手に涙が頬を伝った。
 彼は愛しむように、頬に流れた涙を唇で拭いとる。

「雫、ずっとここにいて。俺のそばにいてくれ」
「はい」

 私もずっとここにいたい。

 もう一度キスをして、それからあの時と同じように身体を確かめるように口づけられる。

 あ、と声が出かけたので慌てて唇を結ぶと、こじ開けるようなキスをされた。

 足を持たれて、唇が足先に落ちる。
 そのくすぐったさと恥ずかしさに身体が震えた。

「やっぱり可愛いな」
< 66 / 68 >

この作品をシェア

pagetop