恐怖の先に待ち受けて居るのは……
「蒼弥」
「なんだ〜?」
「今夜の夜さ、行かねぇ?」
「どこにだよ」
「『噂の実験室』」
俺は、すぐに分かった。
〝理科室〟の事だと。
「行くか」
「じゃあ、夜に!」
そして、夜になり学校に来た俺。
「……て、誰もいねぇし」
ピロン
「ん?」
スマホには、こう書かれていた。
《悪ぃ!今日、行けなくなった!本当悪い!
急ぎのバイトになってしまった》
「はぁ?まじかよ」
はぁ……そんなん、有りかよ。
ピコン
《検証は、頼んだ!明日、楽しみにしてるから✨》
「たく……しゃーねぇな」
俺は、夜の学校と忍び込んでいった。
校舎の1階の奥の扉。
夕方に開けておいた場所だ。
俺はそこから入る。
に、しても……夜の学校は不気味だぜ。