クールな救急医は囲い娶ったかりそめ妻に滾る溺愛を刻む【ドクター兄弟シリーズ】
「無事にオペは終わりました。まだICUですが、すぐに一般病棟に移れると思います」
「よかった」
執刀した本人から聞けて、緊張が抜けていく。
「吉木さんは腕の挫創がかなりひどかったようですが、痛みはいかがですか?」
「私は大丈夫です」
そう言いつつ少し動かすと、ズキッとした痛みが走り顔が引きつる。
「あの子と吉木さんを比べているわけではありませんよ」
「えっ?」
「あの子はもちろん痛いしつらいでしょう。でも、あの子と比べて大丈夫かどうか聞いているわけではありません」
「あ……」
天沢先生と同じだ。
本音を話せと言っているのだ。
「痛い、です。鎮痛剤が切れると眠れなくて、夜中に追加していただきました」
「そうですよね。利き腕は右ですか? うまく使えなくて不自由ですよね」
「はい、右です。ただでさえ引っ越してきたばかりで慣れていないので、どうしようかと……」
「よかった」
執刀した本人から聞けて、緊張が抜けていく。
「吉木さんは腕の挫創がかなりひどかったようですが、痛みはいかがですか?」
「私は大丈夫です」
そう言いつつ少し動かすと、ズキッとした痛みが走り顔が引きつる。
「あの子と吉木さんを比べているわけではありませんよ」
「えっ?」
「あの子はもちろん痛いしつらいでしょう。でも、あの子と比べて大丈夫かどうか聞いているわけではありません」
「あ……」
天沢先生と同じだ。
本音を話せと言っているのだ。
「痛い、です。鎮痛剤が切れると眠れなくて、夜中に追加していただきました」
「そうですよね。利き腕は右ですか? うまく使えなくて不自由ですよね」
「はい、右です。ただでさえ引っ越してきたばかりで慣れていないので、どうしようかと……」