クールな救急医は囲い娶ったかりそめ妻に滾る溺愛を刻む【ドクター兄弟シリーズ】
「交際はお断りしたはずです。どうやってここがわかったんですか?ストーカー行為はやめて!」


きっと堀田先生がいなければここまで言えなかった。
でも、もう終わりにしたい。おびえながらの生活はもう疲れた。


「どうやってって……。君が真夜中に引っ越しなんてするから大変だったんだよ。タクシー代、結構かかってさぁ」


まさか夜中の引っ越しまで見張られていたなんて。
全身に鳥肌が立ち、恐怖で呼吸が浅くなる。


「ちょっと待ってて。もうすぐこのマンションに空室ができるんだ」


まさか、そこに引っ越そうと?

ダメだ。まともに話してわかってもらえる相手ではない。


「お前、さっきからなに言ってるんだ。和奏は俺の女だ。お前のものには決してならない。手を出そうものなら、お前を社会から抹殺してやる。とりあえず、警察を呼ぼうか」


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