大嫌いなキミに愛をささやく日
「……っ、もうおしまい」

「はい、照れた―。凛の負け」

「やだ、もう一回する!」



本音でぶつかれば、きっと、

かけがえのない大切なものに出会えるから。

今まで気づけなかった想いや愛を、

知ることが出来るから。



「ごめん凛……ちょっと休憩させて。心臓がドキドキ動きすぎてしんどい」

「……ぷっ」

「笑うなよ!」

「ごめんって。じゃあ、ちょっと休憩ね」

「そうしたら二回戦な!」

「はいはい」



だから、探しにいこうか。

大切なものを見つけに行こう。

そしてその先の幸せに向かって、

キミと一緒に、手を伸ばし続けるんだ。



「あ、そう言えば凛。

また、あの駅に行こうぜ」

「あの駅?」

「そう。凜のご両親のところ。彼氏ですって挨拶したいんだ。あ、今度は真さんも一緒に」

「ッ!」

「な?」

「うん、そうだね。

皆で一緒に、ねッ」






【⠀大嫌いなキミに愛をささやく日 】





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