ひょんな事から小さな妖精と暮らす事になりました。
 小花が見た者は何と素っ裸の妖精の男の子だった。
「!?…み、みみみみ見るな!?」
 それに気がついた素っ裸の妖精の男の子は慌てて前を隠して身体全体を赤くしていた。
「ご、ごごごごめんなさい…」
 小花も慌てて後ろを向いたがまだそこには猫がいて猫は素っ裸の妖精の男の子を狙ってジャンプして捕らえようとした。
「…わあ!」
「…ニャ!?…ニャ!!」
「わあ!?…ど、どどどどどっか行け!?」
 その声を聞いて小花は振り返り猫を追い払った。
「!?…ほーら猫ちゃんいい子だから…その子で遊ばない…えっと…確か…はい煮干あげるから…」
「ニャ!?…」
 小花は買い物袋から買ったばかりの煮干を開けて猫に上げたら猫はそれに飛び付くように喜んで食べた。
「…ふふ…いい子ね…」
「ふー…た、助かった…」
 そう言って素っ裸の妖精の男の子はへなへなと落ちそうになったのを小花が慌てて受け止めた。
「!?…大丈夫?」
 素っ裸の妖精の男の子は助けてもらってお礼を言ったが自分が素っ裸のままなのに気づいて慌てて後ろを向いた。
「ぅ…あ、ああ…ありがと…!?…見るな!?」
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