イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す

 「そうですよー。あー楽しみ。お肌パックしようかな、これから三日間。きれいになるかもしれないしー」

 「今更無理だろ」

 「さっきは、何着ても可愛いって言ったのに、ひどい」

 「うるさいな。別に行かなくてもいいだろ」

 「どうして?だって彼氏作るんだもん」

 光琉は黙って、怒りながら紫の部屋を出て行った。

 「……変な先生。また、叔母さんと何かあったのかな?早くいい人ができるといいのにね」

 紫は光琉の気持ちなどつゆほども知らず、別な心配をするのだった。
 
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