イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
メールの最後にこう書いてあった。
「マッチングされたのもお前。そして俺が愛した女もお前だった。これで間違ってなかったと確信した。アプリがなくてもお前を選んだけど、俺たちは運命だったんだ。愛してる、紫」
私は先生を愛してる。幸せだ。両思いってこういうことなんだなと痛感した。
帰ってきた光琉は、紫を抱きしめて大丈夫かと聞いた。
「うん。大丈夫。先生、病院は?母は?忙しくなかった?」
紫が質問攻めにするのを苦笑いしながら答える。
「大丈夫だ。お母さんには昨日マッチングアプリで色々あって足が痛くて疲れたらしいと言っておいた」
「え?そうなの」