イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 「美雪が生まれたとき、外の雪がほんとにきれいで、祝福されているみたいだった。だから、雪って入れたんだけど、美雪は肌が真っ白でまるで雪みたいだな。白雪姫になりそうだ。大きくなったら心配でしかない」
 
 また、その話。どうして、こんな早くからそんな心配してるのかしら?
 私は光琉先生の方に肩をくっつけてため息をついた。
 
 「どうした?」
 
 「なんか、私が嫉妬しそう。美雪と争うのは私になりそうね。光琉先生は美雪のほうが可愛いんでしょ?」

 光琉先生は嬉しそうにこちらを見ている。
 
 「そうだといったらどうする?」
 
 「……浮気でもしてみようかな」
 
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