イケメン外科医が激しく寵愛してきます。【メイン更新中】
◆プロローグ
目を覚ますと、そこは見知らぬ一室のベッドの上だった。
不思議に思いながらも恐る恐る隣に視線を移すと、
「ひっ!? 久我先生!?」
目に入ってきたのは大嫌いな久我先生の寝顔で、驚きのあまりにまるで変質者を目撃したような、そんな声を出してしまった。
咄嗟に布団をめくり、私と久我先生の洋服がちゃんと着ているのかを確認する。
幸いどちらも裸ではなかったことから、恐らく何もなかったんだな、と、確認することができた。
久我先生はファンクラブができるほどの、女性陣を虜にしてしまうモデルのような顔面の良さに加えて、ダークブラウンの髪色がよく似合い、性格も優しいと評判で非の打ち所がない、絵に描いたような完璧な男性だ。
そんな久我先生がなぜ私の横で眠っているの。
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