危険な彼に焦がれて
見てみると、優雅さんにそっくりな人と可愛い感じの女の人が立っていた。
多分この人達って……
「父さん、母さん」
やっぱり、ご両親なのね……
優雅さんはどうやら父親似らしい。
それくらいそっくりだった。
「いい加減、執務室でいちゃつくのはやめてくれないかな」
「優雅には悪いけど、やめられないよ。正直、まだ未珠が足りないくらいだし」
「ちょっ、輝悠、やめてよ!息子の前だよ?」
「ほんと未珠はいつまでも初心で可愛いね」
甘い甘い声だった。
優雅さんのお母さんの顔が真っ赤に染まる。
ほんと仲良い夫婦……
でも、ここまで仲良いと周りは大変そう。
「そ、それより、優雅の隣の女の人は誰?もしかして、優雅の彼女とか?」
何かさっきも同じこと聞かれた気がする。
「違うよ。彼女じゃないから」
「そうなの?」
今度は私を見ながら聞かれた。