危険な彼に焦がれて
どうやら、折那を知っているらしい。
潤さんは有名って言っていたけど、本当に知られている人には知られているのね。
「そうですよ」
優雅さんが肯定するけど、信じていなさそうだった。
優雅さんが言ったところで信じないんだから、私が折那だと言い張ってもこの人は信じないでしょうね。
まぁ、でも何かしらで役に立てるってことを証明すればいいだけだ。
「私が折那だと言っても、あなたは信じないでしょう?もうそれでいいので、誰か勝負していただけませんか?」
「勝負だと?」
「はい。勝負はタイマンで。役に立てるって証明できれば、あなた達の仲間として私を受け入れてください。負けたら、出ていくので」
「はっ、いいぜ?俺が相手になってやる」
そう名乗り出た人はどう見ても舐めていた。