離婚を決意したはずが、スパダリ社長の独占愛によって離してはくれません!

南都side



 目を覚ますと、隣ではスヤスヤと寝息を立てて眠る愛おしい奥さん――光寿ちゃんがいる。


「少し、やり過ぎたな……」


 いつもなら、俺より先に起きて朝食を作っているはずの彼女がまだ寝てるなんて本当にレアな光景だ。
 やり過ぎたのは認めるし、止まらなくなってしまったのは彼女にも要因がある。

 昨夜、いきなり『離婚』を突きつけられた俺の気持ちも考えてほしいな。


「……んっ」


 彼女を見つめていると何か感じたのか目を開いた。



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