離婚を決意したはずが、スパダリ社長の独占愛によって離してはくれません!


「な、な、南都さん……っ」


 いつもと同じ可愛らしい声で、俺の名前を言いながら真っ赤にしている。もう、可愛い……天使。


「光寿ちゃん、君は本当に可愛い」

「……っそういうこと、」

「あぁ、もう一度シてもいい? 光寿ちゃんのこともう一度抱きたい」


 光寿ちゃんは「今日は、勘弁してくださいっ」と小声で言うと、俺とは距離を取り起き上がった。だけど、何も身につけていなかったために驚いたのかキャァーっと叫んだ。


「俺は出ているから着替えておいで」

「……っはい」


 恥ずかしそうにシーツに包まる光寿ちゃんはその姿すらも天使で……可愛かった。



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