見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
そんな時に、俺にかかってきた1本の電話。


「宏哉くん?…久しぶり、葉月だけど」

「…葉月ちゃんか…あぁ久しぶり…何か用?」

「なぁに、死人みたいな声して」

「…死人みたいなもんだからな」

「ね、まだ乃愛に未練がある?」

「…はぁ……未練しかねぇよ…」

「乃愛に会いたい?」

「…会いてぇよ…会えるもんならな…」

「じゃあ会わせてあげる」

「…乃愛の居場所、知ってんのか?」

「うん。それで、ちょっと協力してほしいの」

「…協力?」

「うん。一度会えない?」

「…あぁ、いいけど」

「じゃあまた連絡する」

「わかった」



……乃愛に会える?ほんとか?

でも、協力することって何だ?
まぁそれは会った時に聞けばいいか。

でも…本当に乃愛に会えるのか?
会いたい……乃愛に会いたい!


俺は、乃愛と別れてから初めて、希望の光が心に差し込んだ。

そうとなったら、身なりもある程度整えないと。
本当にこの数か月は自分の事なんてどうでもいい生活を送っていたからな…



< 82 / 260 >

この作品をシェア

pagetop