爽やか系イケメンの本気。



その手はさっきよりも力強く私を引き寄せていて。
真紘くんが寝ていることはわかっているけど、ドキドキしてしまう。
……いや、起きてはいるのか。


「お弁当作らなきゃだから……っ!」

「……あと少し」

「今日学校なの忘れてる…?真紘くん帰らなきゃでしょ……」

「……わかった」


少し厳しめにそう言ってみると渋々了承してくれて。
眠そうに目を開けた真紘くんと至近距離で目が合った。
腕の力が緩み、私を離してくれる。


「…おはよう真紘くん」

「…おはよ……可愛いね」

「えぇ……?」

「……学校休む?」

「だめに決まってるでしょ……!」


寝ぼけてるの……?真紘くんって、朝こんな感じなの……?
この人は朝から心臓に悪い。
私は起き上がって真紘くんの腕の中から離れた。


「真紘くん朝ご飯食べていく?」

「食べる」

「……じゃあそのあとに帰って学校行ってね」


私が真紘くんに提案するとバット起き上がって即答した。そんな真紘くんに少しびっくりするけど、可愛いなとも思ってしまう。


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