君にありがとう【相馬】





「あっ、いえ……。なんでも……。それじゃあ!」



 そう言うと、一目散に逃げていった。

 腰抜けが。



「咲、大丈夫か?」

「あっ、うん!相馬のおかげだよ」



 安心したような顔に、つい胸が打たれた。



「よかった」



 そう呟くと、つい咲を抱きしめた。



「えっ!?ちょっ!?相馬!?」



 もちろん、咲は大慌て。

 すごく混乱していた。



「咲、お前変な男に着いてくなよ」



 お前は、すぐに襲われそうで怖い。

 おまけに美人だから、変なやつが寄ってくるだろうな。




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