愛が溢れた御曹司は、再会したママと娘を一生かけて幸せにする
「あ、ママもあーんする?」

 ついでみたいな言い方に、ちょっぴり胸が痛んだものの、笑顔で「ううん、今度は凛が碓氷さんにあーんしてもらったら?」と提案してみたところ、目を輝かせた。

「するー! りょーせー君、ちょーだい」

 口を空けて待つ凛の愛らしさに私も遼生さんも頬が緩んでしまう。

「はい、どーぞ」

 凛の一口サイズに切ってもらったパンケーキを食べさせてもらい、凛はすごく嬉しそう。

 すると今度遼生さんは少し大きめに切り分けたパンケーキをさして、私に差し出した。

「はい、萌ちゃんも」

「……えっ!? いいえ、私は大丈夫です!」

 凛が見ている前で遼生さんに食べさせてもらうなんて恥ずかしすぎる。すぐに断ったが、遼生さんは引かない。
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